病院長挨拶

病院長 三股 浩光
初めまして、国家公務員共済組合連合会 新別府病院の三股 浩光です。
私は大分大学医学部腎泌尿器外科学講座教授、附属病院長を経て、令和7年4月1日より新別府病院に院長として赴任いたしました。大分大学時代は主に低侵襲手術の開発と普及に努めてきました。2009年に単孔式腹腔鏡手術を西日本で初めて行い、2012年からはda Vinciを用いたロボット支援下前立腺全摘除術を開始し、膀胱全摘除術や腎部分切除術へと術式を拡大し、大分県下に普及すべく後進の育成に努めてきました。新別府病院においても、泌尿器科疾患だけでなく消化器疾患、循環器疾患、脳神経疾患、整形外科疾患等でも、医療安全に配慮しながら低侵襲な最新の医療技術を導入したいと考えております。
一方、本院は東部医療圏唯一の救命救急センターで三次救急を担っています。一時期、脳神経外科と心臓血管外科を休診にし、皆様にご不便をおかけしておりましたが、本年4月より両科とも診療を再開しております。脳卒中や心血管障害に迅速に対応でき、より充実した診療体制になっております。本院は高速道路の別府インターチェンジから10分以内の位置にありますので、東部医療圏のみならず、由布市や宇佐市、九重町、玖珠町からもアクセスは良く、可能な限り大分県の救急医療のニーズに応えていく所存です。
私自身は20数年前に新別府病院泌尿器科で非常勤医師として外来と手術を担当し、新別府病院の明るくて活気のある雰囲気に魅力を感じておりました。縁あって新別府病院で働けますことを大変嬉しく思っております。本院の理念は「Science & Humanity」で、科学する心と人間愛です。常に科学的視点、医学的エビデンスに基づいた最新の医療を心がけ、患者さんに寄り添った安心・安全の病院を目指しております。
今後とも大分の地域医療に貢献するべく努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。