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救命救急センター

当院の所在する別府市は、わずか125㎢に11万人強が居住し年間700万人が訪れる過密な都市であると同時に、広範な過疎地域に連絡する交通の要衝でもあり、大分県北西部の医療上のチョークポイントと考えます。当院は救命救急センターを別府市、東部医療圏だけではなく北部、西部(すなわち大分県の半分)もカバーする存在として捉えており、救命救急センタースタッフは常にアンテナを張り、大分県全体に積極的に責任を果たしていきます。

ER

・外傷に対して蘇生的手術・処置やECMO(体外式膜型人工肺)導入に対応可能な重症処置室2床、観察ベット7床(うち1床は感染症専用)を有しています。

・3名の救急専従医(いずれも救急科専門医)が、平日8時半から20時まで、シフト制で常駐する体制をとっています。平日時間外、土日祝日は全ての診療科でオンコール体制をとっており、診療時間外の患者様に対しても迅速に対応します。

・緊急性、重症度の高い患者さんに対しては、救急専従医と各専門医が最良と思われる方法を的確に判断し、迅速に根治的治療に繫げます。全身状態が不良の患者さんの場合には全身状態の安定化をERで開始し集中治療に繫げています。

・2025年度の年間の救急受診者数は6554名、うち救急車+ドクターカー利用は2929名です。直近のヘリポート(当院から救急車で3-4分)を利用し、大分ドクターヘリからの患者さんの引継ぎも行なっています。別府市などの東部医療圏を中心として北部、西部医療圏からも患者さんを受け入れています。

・2025年5月から2026年3月までの不応需は100件、救急応需率は96.3%でした。

病院前診療

・ドクターカーとして救急車タイプを1台、乗用車タイプを1台それぞれ運用しています。

・活動時間は8時半から20時までです。17時半以降ドクターカー運用をしている病院は大分県においては当院のみとなっています。

・出動範囲は別府、杵築速見、国東方面のみならず、宇佐、豊後高田、中津方面、湯布院、玖珠方面など大分県の北西部広範囲にわたります。

・2025年度の出動件数は217件(実診療例のみ、ミッションキャンセル例を除く)と大分県下では最多の出動件数となっております。

集中治療

・6床の集中治療室を有しており、LABP、ECMO、各種血液浄化療法、体温管理装置、その他の高度医療を展開しています。

・基本的には主治医が中心に診療するオープンICUですが、集中治療室室長、副室長のもと、治療方針は全科医師、ICU看護師、臨床工学室、リハビリテーション科、栄養管理室等が参加するカンファレンスで毎日協議しています。

・ECMO、心配停止蘇生後の体温管理療法を含む集中治療は積極的に取り組んでおります。2026年のECMO症例は17列(V-A14例、V-V3例)でした。また2026年は1例脳死判定、臓器提供を行わせていただきました。

・ICUの規模は大きくないですが、最新、最良かつ患者さん、家族さんに寄り添った集中治療を常に心がけています。

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災害医療

・当院は災害拠点病院であり、積極的に災害医療人材を育成しており、日本DMAT隊員が20名(うち統括DMATは4名)、大分DMAT隊員が28名在籍しています。

・局所災害では平時より大分DMATチームを派遣しています。

・広域災害では2024年の能登地震において日本DMAT隊員を派遣しました。また当院は広域災害時の医療拠点となります。このため平時より医療拠点としての人員、物資整理を行っています。過去に大規模地震時医療活動訓練(内閣府主催)や九州・沖縄ブロックDMAT実働訓練において活動拠点本部を運営した実績があります。

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救急救命士

・救急救命士法の改正に呼応し、2026年度から救急救命士が当院救命救急センターのメンバーに加わっています。

・当院の救急救命士は、特にドクターカー等による病院前診療、災害医療に力を入れていく予定です。

・当院の救急救命士は、独自に設定した救急救命士ラダーに沿ってスキルアップ、キャリア形成を行います。

今後の方針・人材募集

当院は今後も救命救急センターとしての機能を拡充していく予定です。特に脳卒中疾患に対しては、脳卒中コア施設相当の機能を目指していきます。
心血管疾患に関してはECMOを要するほどの重症例を中心に引き続き応需していきたいと考えております。外傷に関しては、神経外傷(脳、脊髄脊椎)は原則当院で根治治療可能になりましたが、他の外傷に関してもさらに充足していきたいと考えております。
救命救急は特定の誰かの力だけでは成り立ちません。外科系、内科系、麻酔科、放射線科等様々な診療科の支え、そして救急医療にシンパシーを持ってくれる看護師、薬剤師、臨床工学士、救命救急士などコメディカルのパワーも大変重要です。
ステップアップの一段階として救急医療を考えている人、自分のスキルを活かしたい人、救命救急で一緒に成功体験を味わいたい人、医療に対する自分の理想を叶えたい人、その他興味を持ってもらえたら、どんな職種でも構いません、是非とも声をかけていただければ幸いです。見学は随時お待ちしております。

救急科:中島
kyumei@shinbeppu-hosp.jp

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