日本医療機能評価機構認定病院
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外科・消化器外科・肛門外科

悪性疾患(癌)と腹部救急疾患

外科では悪性疾患(癌)と腹部救急疾患を中心に広く外科一般の診療を行っています。
悪性疾患では胃癌、大腸癌を始め肝胆膵悪性腫瘍、乳癌なども扱っています。
また腹部の救急疾患としては、腸閉塞、腸管穿孔、腸管出血、腹部外傷などを対象としてERと連携し、24時間対応をしております。

全症例 緊急手術 腹腔鏡下胆嚢摘出術 鏡視下鼠径ヘルニア修復術
2020年 292例 96例 67例 23例
2021年 280例 79例 83例 38例
2022年 282例 92例 68例 25例

術後は、集中治療室(ICU)、救急病棟に入室すると、人工呼吸器管理や、透析治療など高度な管理が可能となり、最近増加した高齢者の重篤な緊急症例の救命に努めています。
『高齢者の腹部緊急手術 いかにして、無事退院できるか?』(80歳以上の高齢者201人で検討したものです:2019.7.19 第74回日本消化器外科学会総会で発表)

腹腔鏡下手術

当科では特に、患者さんにやさしい治療ということで腹腔鏡下手術に力を入れています。
腹腔鏡下手術は、低侵襲であるなどの利点から、多くの領域で用いられていますが、内視鏡下の手術野で、特殊な器具を用いて行う手術であり、高度な技術が要求されます。

腹腔鏡下胆嚢摘出術:1993年9月より当科で本格的に導入した腹腔鏡下胆嚢摘出術も2022年末には2000例程となっています。2010年4月から2019年3月までに、当科で急性胆嚢炎に対して施行した腹腔鏡下胆嚢摘出術258例中に開腹移行(炎症が高度で小さな傷から通常の大きな切開に変更)となったのは1例(0.39%)のみでした。(2020.8.13 第120回日本外科学会定期学術集会:ワークショップセッションで発表)

腹腔鏡下胃・大腸切除:2001年から腹腔鏡下胆嚢摘出術の応用として胃癌、大腸癌にも病気の進行度に応じて、腹腔鏡下手術を取り入れています。
過去3年間では胃癌手術の20%、大腸癌手術の70%を腹腔鏡下に行っています。
特に胃癌手術では必要なリンパ節郭清を伴った胃切除術をおなかの中で行い、4cm程の切開創から胃を取り出すため、傷が従来の手術と比べて短くなっています。そのため術後の痛みも少なくなり、歩行も開始しやすくなります。また直接手で触れたり、圧迫したりといった、内臓への負担が少なく、早期に腸の動きが戻ってくるため、食事も再開が早くなります。このようなことから術後早期に退院でき、社会復帰も早くなります。ただ現時点では従来の開腹手術と比較して手術時間が掛かるのが難点で、今後も手術手技の向上に勤めていきたいと考えています。安全で確実な、そして術後も満足していただけるような手術を心掛けています。
2016年からは鏡視下鼠径ヘルニア修復術を導入しており、術後早期の痛みの減少に努め、高齢者でも早期の離床が可能となっています。

術前術後合同カンファランス

予定手術の患者さんについては毎週1回、消化器内科、放射線科との術前術後合同カンファランスにて詳細に検討し、各個人に対して最適だと思われる治療方針を決定します。また実際に手術となった患者さんの切除標本を術前検査所見と実際に見比べ、さらなる術前検査の向上に努めています。

集学的治療・緩和医療

悪性疾患(癌)に対しては、手術のみではなく、病状に応じて、化学療法・内分泌療法等の全身療法も組み合わせた治療を行っています。また、QOL(生活の質)を考慮した緩和ケアにも取り組んでいます。

医師紹介

外科・消化器外科部長 /栄養管理室医長
田島 正晃

資格・所属学会

外科医師
菊池 暢之

資格・所属学会

外科医師
河原 大和

資格・所属学会

外科医師
横山 直樹

資格・所属学会


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