内視鏡
内視鏡室
当院は日本消化器学会専門医制度関連施設、日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設、日本胆道学会認定指導医制度指導施設に認定されています。
日本消化器内視鏡学会認定指導医2名、日本消化器内視鏡学会認定専門医1名、日本消化器内視鏡学会員4名の計7名で検査・治療を行っております。
また看護師も日本消化器内視鏡技師学会認定の内視鏡技師を5名常駐しており、内視鏡検査の介助や注射の投与を行っております。
当科では最新の内視鏡機種を取りそろえ、あらゆる内視鏡の検査および治療が可能です。
当院では鎮静剤を使用することにより眠った状態(意識下鎮静法)で施行することが可能であり、検査中はモニターで管理することで、安全・正確・苦痛のない検査を心がけています。
検査後は専用のリカバリールームでゆったりと休むことができます。
内視鏡検査は、予約を受け入れていますが、急な内視鏡にも対応しています。
朝食を摂らず11時までに消化器内科を受診して頂けたら胃内視鏡の検査を受けることが出来ます。また、24時間医師、技師の待機制を導入、急な内視鏡検査治療にも対応しています。

内視鏡検査室

前処置室

リカバリー室
内視鏡検査機器
当院ではオリンパス社製とフジフィルム社製の2つの最新の内視鏡ファイバーを常備しており、より精度の高い診断・治療に努めています。
特にオリンパス社製内視鏡ではNBI(Narrow Band Imaging)、フジフィルム社製内視鏡ではBLI(Blue Laser Imaging)という強調画像処理を行い癌などの早期発見に努めています。
また細径の経鼻内視鏡ファイバーも備えており、苦痛のない検査を目指しております。

オリンパス社製 EVIS X1

オリンパス社製 経鼻用細径ファイバー

フジフィルム社製 内視鏡システム
NBIによる食道癌の検出

内視鏡通常観察

NBI画像
拡大・NBI内視鏡検査による早期胃がんの検出

通常観察における早期胃がん(5mm)

拡大・NBI観察により胃がんと診断
内視鏡的粘膜切除術(EMR)やポリペクトミーはもちろんのこと、消化管出血に対する止血術、食道静脈瘤への硬化療法、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、内視鏡的乳頭切開術・拡張術(EST・ERBD)、内視鏡的胆管ドレナージ(EBD)、超音波内視鏡(EUS)、拡大内視鏡など内視鏡による診断・治療を積極的に行っています。
胃や大腸の早期の癌やポリープに対し、大きさに関係なく内視鏡にて安全に、病変を切除し、良好な成績をおさめています。
早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

総胆管結石に対する内視鏡による排石術

総胆管にある結石

乳頭切開

バルーンによるに乳頭拡張

巨大な結石を排石
過去5年間の内視鏡治療検査数
令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | |
---|---|---|---|---|---|
GF | 4412 | 4595 | 4267 | 4265 | 3966 |
CF | 2162 | 2164 | 2030 | 1841 | 1825 |
EUS | 259 | 278 | 244 | 164 | 129 |
ERCP | 315 | 299 | 284 | 306 | 327 |
ENBD | 5 | 2 | 3 | 0 | 5 |
ERBD | 210 | 202 | 215 | 191 | 226 |
EPBD | 4 | 0 | 2 | 3 | 0 |
EST | 78 | 82 | 95 | 84 | 86 |
胆道鏡 | 1 | 0 | 2 | 5 | 8 |
小腸内視鏡 | 11 | 11 | 10 | 13 | 13 |
カプセル内視鏡 | 14 | 16 | 20 | 18 | 19 |
経鼻内視鏡 | 62 | 74 | 58 | 58 | 48 |
EMR上部 | 16 | 13 | 7 | 7 | 17 |
EMR下部 | 121 | 140 | 115 | 104 | 89 |
ESD上部 | 51 | 45 | 54 | 52 | 36 |
ESD下部 | 35 | 36 | 36 | 18 | 17 |
CSP下部 | 213 | 359 | 354 | 374 | 326 |
硬化療法 | 6 | 13 | 13 | 12 | 5 |
止血術 | 116 | 87 | 76 | 12 | 5 |
拡張術 | 64 | 38 | 38 | 32 | 28 |
イレウスチューブ | 42 | 23 | 14 | 23 | 7 |
異物除去 | 6 | 7 | 17 | 16 | 10 |
PEG | 46 | 49 | 21 | 37 | 39 |