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脊椎脊髄外科

脊椎脊髄外科外来の開設にあたって

2025年2月、整形外科・脳神経外科共通の「脊椎脊髄外科専門医」制度が正式に日本専門医機構のもとで運用開始となりました。当院においても「脊椎脊髄外科外来」を開設し、専門医による専門性の高い診療を開始します。当院では、脳神経外科医が当専門外来を担当しますが、頚椎から腰仙椎に至る全脊椎の診療・手術に従事しております。

1. 脊椎変性疾患

頚椎症から腰椎症まで幅広く手術を行っております。現在は手術顕微鏡を用いた、安全かつ確実な神経除圧技術を駆使し、必要時は透視下に安全な固定術を併用しています。今後は、「全内視鏡下手術」と呼ばれる、小さな傷から神経除圧を可能とする内視鏡システムを導入することで、最低侵襲での早期社会復帰を目指しています。腰椎椎間板ヘルニアの急性期など、神経症状に応じて迅速な治療が必要な際には、外来診療日に関わらず、随時対応致します。

2. 椎体骨折

胸腰椎圧迫骨折や破裂骨折のため、入院加療が必要な場合には、24時間365日入院対応を行います。びまん性特発性骨増殖症(DISH)を合併している場合には、遅発性椎体圧壊のリスクが高く、経皮的椎弓根スクリューを用いた早期の固定術を施行します。また、圧迫骨折の痛みが遷延している場合には、経皮的椎体形成術によって、椎体の安定化、除痛効果が得られます。骨粗鬆症治療における地域の病院・診療所の先生方との連携も重要であると考えています。

3. 脊髄損傷

保存治療、手術治療を含め、早期の治療が必要になるため、随時入院治療に対応しています。地域の3次救急病院として、整形外科・救急科・リハビリテーション科と協力し、最大限の神経集中治療に取り組んでいます。

4. 脊髄腫瘍・脊髄血管障害・キアリ奇形・脊髄空洞症・脊髄ヘルニア

担当医は大分県唯一の脊髄外科学会技術指導医であり、硬膜内病変に対しても手術顕微鏡を用いた精緻な手術を可能としています。

5. 脊髄刺激療法

脊椎術後疼痛症候群を含む、様々な難治性疼痛に対し、硬膜外電極及び刺激装置を埋め込むことで、痛みを緩和することが可能です。当院は県内でも数少ない実施施設に認定されています。

6. 絞扼性末梢神経障害

上肢に比べ、腰下肢の絞扼性末梢神経障害に対する手術治療はあまり普及していません。正しい診断の上、保存加療が奏功しない場合には、上臀皮神経障害や足根管症候群などに対し、顕微鏡下での神経剥離術が可能です。

医師紹介

脳神経外科医長
島内 寛也

資格・所属学会


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