初期研修カリキュラム

臨床研修の目標

幅広い病態・疾患に対する基本的な医学知識・技量を基盤に、患者や家族の価値観に配慮した、すぐれた医療チームの一員として医療を実践できる能力を身につける。

研修プログラムの特色

1. 何よりも研修医の自主性を尊重します。初期臨床研修の到達目標を達成した後は、2年目には最大11ヵ月間の研修科を自由に選択できます。各診療科の基礎を修得し、将来の専門医習得に向けたワンステップとすることができます。
2. 病院職員全体で研修医を見守り、育てる姿勢を大切にしています。平成23年度からは、メンター制度を取り入れました。メンターであるレジデントクラスの医師が、研修期間中を通じて、個々の研修医の相談役として面会・メール等を介してきめ細かく研修医の思いや考えを聞き、適切なアドバイス等を通して研修医と一緒になって問題解決にあたります。
3. 救急・集中治療が充実しています。当院は大分県の救命救急センターの1つであり、一次救急から最重症の3次救命医療まで幅広く学べます。8床ずつのICUと救急病棟で、ハイレベル（集中治療専門医研修施設）な集中治療に参加してもらえます。
4. CPCに力を入れています。各研修医1名に必ず1解剖症例の臨床報告（CPC）の開催を確保してきました。これは2年次の研修医にも適用され、これまでに当院の臨床研修を受けた研修医はほぼ全員CPCレポートを終了しました。

臨床研修の分野

1年目

2年目

（注1）選択的研修分野：脳神経外科・整形外科・眼科・放射線科・必修分野の再ローテート・関連病院での研修など